つくみずの思想的な傾向がよく表れている。 つくみず『シメジ シミュレーション 02』の感想。ちなみに第1巻の感想は書いていない。 頭にしめじの生えた女子高生月島しじまと、頭に生まれつき目玉焼きが乗っている女子高生山下まじめの二人を中心とした学園…
第3シーズンで久しぶりの映像化であるからか,とても気合の入った作画とストーリー. 特にラスボスに関して,前2シーズンは軍事ネタがメインでそちらに明るくない私はいまいちノリきれなかった.赤城とか大和とか.しかし今シーズンではベルリン奪還が背骨…
Alfred Bester著,中田耕治訳『虎よ,虎よ!』の感想. さまざまなSF作品に影響をあたえている名作.たしか小島秀夫のTwitter経由で知ってずいぶん前に買ってあったが,なんとなく積んでいた作品.なぜいまになって読もうと思ったのか? 前置き 去る2020年08…
伴名練編のSF短編集,『日本SFの臨界点[恋愛編]』を読み終えたので感想. 全作品の感想ではなく,書きたいやつだけです. 『死んだ恋人からの手紙』中井紀夫 時間異常書簡小説.超光速通信で手紙が届く時代(ただし到着時刻が前後したりする時間異常を伴う)…
ので、雑な感想を書く。 全10章。演習問題はやってない。 第1章:セルオートマトンについて。箱玉系もセル・オートマトンなのでこの説明がある。ルール90とかライフゲームとか有名どころの説明があり、一番最後にソリトンっぽいセルオートマトンっての…
アンナ・カヴァン「アサイラム・ピース」(山田和子訳)のちくま文庫版の感想。 本書の章立ては次の通り: 母斑 上の世界へ 敵 変容する家 鳥 不満の表明 いまひとつの失敗 召喚 夜に 不愉快な警告 頭の中の機械 アサイラム・ピース アサイラム・ピースI ア…
庭に木香薔薇が咲いている。雨風で随分と散っているが、まだ咲いている。この木香薔薇はフェンスに絡まっているのだが、まったく矯正されてないので好き勝手に伸びている。離れてみれば瘤のようにも見えて、すこし恐ろしい。